バイオペリンというサプリメントは、あまり知られていないかもしれませんが、ピペリンという成分については、多くの人が聞いたことがあるかもしれません。
ピペリンは、黒コショウに多く含まれる成分であり、バイオペリンは、このピペリンを高濃度で含んでいます。
バイオペリンには、さまざまな健康効果があります。
この記事では、バイオペリンの特徴や作用、摂取の目安などについて詳しく紹介します。
バイオペリンはどんな栄養素なの?
バイオペリンという名の成分自体は存在しません。これは黒コショウに含まれる有効成分であるピペリンを非常に濃縮したエキスのことを指しています。そして、バイオペリンは、サプリメントとして摂取することができます。
バイオペリンの特許成分は、黒コショウに含まれるピペリンを最も濃縮して高濃度化したものであり、その配合成分の95%以上がピペリンであるように規格化されています。
つまり、バイオペリンは黒コショウからピペリンを最も効率的に摂取するために開発された成分なのです。
ピペリン自体は、アルカロイドと呼ばれる化合物の一種です。
アルカロイドは、植物が持つ化合物であり、動物に対して強い生理作用を発揮することがあります。
一般的には、植物が自身を保護するために作用すると考えられていますが、ヒトにおいては、さまざまなアルカロイドが健康効果をもたらすことが発見されており、長い間、スパイスなどとして利用されてきました。
ピペリンもその一つであり、バイオペリンは、ピペリンの健康効果をより効率的に得るために開発されたものと言えます。
バイオペリンに含まれる有効成分「ピペリン」の効果効能
バイオペリンは、ピペリンという成分が主成分であり、抗酸化作用、抗炎症作用、血流改善効果、新陳代謝の促進など、さまざまな健康効果があります。
特に注目すべきは、小腸の上皮細胞で発生するカテコールアミンというホルモンを発散させる発熱作用です。
この発熱作用により、バイオペリンは他の成分と一緒に摂取すると、それらの成分が体内でより効果的に利用されると考えられています。
これにより、バイオペリンは他のサプリメントの「生物学的利用能」を向上させると期待されています。
生物学的利用能とは、食べ物や薬物を摂取または投与した際に、その有効成分のどの程度が体内に循環するかを示す指標です。
例えば、静脈内に直接点滴する場合、生物学的利用能は100%ですが、口から食べたりサプリメントを摂取したりすると、生物学的利用能が低下します。
これは、消化器官での吸収不良や代謝による減少が原因です。
しかし、黒コショウ抽出物であるバイオペリンは、天然の栄養素でありながら、他の栄養素の吸収や代謝を改善する特性を持っています。
つまり、バイオペリンを一緒に摂取することで、これらの成分がより効果的に体内で利用されやすくなるのです。
バイオペリンにはどんな働き・効果があるの?
栄養素の吸収率を高める
バイオペリンは、他の栄養素と一緒に摂取することで、その栄養素の吸収率を高める効果があります。
様々な研究によって、バイオペリンの同時摂取により、ビタミンやミネラル、その他の有効成分の吸収効率が向上することが明らかになっています。
バイオペリンを含んだ男性向けサプリメントは、複数の成分を組み合わせて作られていますが、その主な理由は、摂取する成分の栄養吸収率を促進する効果があるからです。
一例として、ウコンの成分であるクルクミンは、通常吸収があまりよくありません。
しかし、バイオペリンを同時に摂取すると、クルクミンの吸収率を単独摂取の200倍にまで高めることができます。
また、コエンザイムQ10についても、バイオペリンの同時摂取によって血中のコエンザイムQ10濃度が増加するという結果が得られています。
バイオペリンには、ピペリンという物質が含まれており、その発熱特性によって、ビタミンやミネラル、アミノ酸など、様々な栄養素の吸収率を高める効果が期待できるのです。
血液循環を促進する
健康な体を維持するためには、血液の流れがスムーズであることが重要です。
しかし、日常生活で脂っこい食事を続けると、血液の循環が悪化します。
これは、血中のコレステロールが増加し、動脈の血管内側に蓄積するためです。
血液の循環が悪くなると、疲労感が蓄積されやすくなり、肩こりや冷え性、抜け毛などの悪影響が身体に現れます。
男性の場合、勃起力の低下やEDの原因にもなり得ます。
深刻な場合には、悪玉コレステロールの蓄積が動脈硬化につながり、命に関わる可能性もあります。
バイオペリンには、コレステロールを減少させる効果が期待できます。
タイのナレスワン大学で2013年に行われた実験では、バイオペリンの継続的な摂取により、悪玉コレステロールの血液中濃度が低下することが確認されました(参照元)。
そのため、バイオペリンは下半身の元気を取り戻す精力剤や男性向けサプリに配合されているのです。このことから、バイオペリンが含まれる理由が納得できますね。
関節炎の緩和を促す
ピペリンには、関節リウマチなどの関節炎の症状を軽減する可能性があります。
細胞レベルで行われた実験では、ピペリンを細胞に添加することで、炎症性のサイトカインであるインターロイキン6やプロスタグランジン2の生成を抑制し、これらを生成するための遺伝子の発現を阻害しました。
また、ラットを用いた動物実験では、ピペリンを20mg/kgまたは100mg/kg投与されたラットにおいて、ステロイド薬であるプレドニゾロンと同等の抗炎症効果が得られました。
抗炎症剤は通常、消化管などの胃に負担をかけることが多く、大量に服用することが難しいため、痛みを軽減する方法に課題があります。
ピペリンは副作用が確認されていない天然の栄養素であり、抗炎症剤の代替治療薬や栄養補助食品として活用する可能性があり、期待されています。
「うつ(鬱)」の症状を緩和する
脳内に存在するセロトニンという物質は、精神の健康に非常に重要な役割を果たしています。
セロトニンの分泌量が低下すると、抑うつ的な気分ややる気の低下、イライラや注意力の低下など、ネガティブな結果が生じることがあります。
一般的な抗うつ薬であるSSRIと呼ばれる薬は、脳内のセロトニンの再吸収を阻害することで、セロトニン量を増やす作用があります。(参照元)
バイオペリンの主成分であるピペリンには、セロトニンの分泌を促進する効果があるという研究結果があります。
中国で行われた2007年の研究では、ピペリンがノルアドレナリンとセロトニンに対して効果を持ち、脳内のセロトニン量の増加が確認されました。
抗うつ薬には、性欲減退や勃起不全など、さまざまな副作用が報告されています。
ですので、薬に頼らずにうつ症状を緩和することができるということはありがたいことですね。
アンチエイジングの効果
活性酸素は、私たちの体を老化させる最大の原因と言っても過言ではありません。
肌のしわなどの兆候も、活性酸素によって増加するのです。
活性酸素はフリーラジカルと呼ばれる物質であり、一定量の存在は健康維持に必要です。
しかし、過剰に分泌されると、細胞を傷つけてしまい、老化の原因となるのです。
つまり、若さを保つためには、フリーラジカルを効果的に除去する必要があります。
そのためには、強力な抗酸化作用を持つ成分が必要となります。
バイオペリンには、強力な抗酸化作用があることが明らかになっており、摂取することでアンチエイジングの効果も期待できるのです。
基礎代謝を促進してくれる(ダイエット作用)
体重を減らすためには、運動や摂取カロリーの制限が重要です。
しかし、さらに効率的にダイエットを進めたい場合には、体の基礎代謝を向上させることが有効です。
体の基礎代謝とは、休息している状態での身体が消費するエネルギーの量のことであり、基礎代謝が高いほど脂肪の燃焼も活発になります。
ここで、バイオペリンという成分が注目されています。
バイオペリンには、脂肪燃焼を助ける効果も期待されています。
アメリカの「メアリー・ハーディン大学ベイラー校」による調査では、バイオペリンを含んだサプリメントを摂取することで基礎代謝が向上することが確認されました。(参照元)
この結果は、基礎代謝が低下して体重が減りにくくなってしまった中年男性にとっても朗報です。
記憶力の向上を促す
セロトニンは、精神的な影響としては抑うつや気分の低下に注目されていますが、実は記憶力や学習能力にも非常に重要な役割を果たしています。(参照元)
セロトニンは脳内で分泌され、情緒や認知機能に関与しています。
中国で行われた研究では、バイオペリンという物質がセロトニンの分泌を促進する効果が明らかになっています。
そのため、バイオペリンの摂取によってセロトニンの分泌を間接的に増やすことができ、記憶力の向上効果も期待できるのです。
また、イギリスで行われた別の実験では、レスベラトロールとバイオペリンを一緒に摂取することで、脳内の血行が促進されることがわかりました。
この結果、学習能力と記憶力が向上することが示されました。(参照元)
したがって、レスベラトロールとバイオペリンを組み合わせることで、より良い学習と記憶を実現することができるのです。
ストレスの緩和を促進してくれる
現代社会では、ストレスが非常に深く関連していると言えます。
実際に、日常的にストレスを感じている人は約70%(参照元)もいると言われています。
特に、お金や将来の不安といった要素は、大きなストレスの原因となることがあります。
そのようなストレスを軽減するために、ピペリンの摂取が効果的かもしれません。
ブラジルで行われた2014年の実験では、ピペリンを摂取し続けた動物が不安な状態になる(参照元)と行動の回数が減少することが観察されました。
バイオペリンの摂取方法や注意点
摂取量の目安はどのくらい?
ピペリンの効果に関する研究では、5 mgまたは10 mgの量が最も効果的であることが確認されています。
このため、多くのサプリメントでは1日の摂取量として10 mgを推奨しています。
ピペリンは自然の栄養素であり、副作用のリスクは非常に低いです。
ただし、多量摂取しても健康効果がより大きくなるわけではありませんので、適切な摂取量を心掛けるべきです。
効果的な飲み方は?
サプリメントの使用においては、1日の推奨摂取量を守りながら長期間続けることが重要です。
特に、ピペリンの発熱効果は一時的なもので、持続的な効果は得られません。
したがって、栄養素の吸収を最大化したい場合は、目的の栄養素を摂取するときに、他の栄養素と同時に摂るようにします。
時間を空けると吸収効率が下がるため、同時摂取がおすすめです。
バイオペリンに副作用はあるの?
バイオペリンは、天然成分を元に製造されているため、ほぼ副作用のリスクはないと言えるでしょう。
ただし、バイオペリンを摂取して自分の身体に合わないと感じた場合は、すぐに摂取を中止しましょう。
また、摂取を中止しても副作用が収まらない場合は、迷わず医療機関を受診することが重要です。
バイオペリンの副作用に注意!
バイオペリンは男性の機能に対して非常に効果的ですが、副作用について心配することもあるかもしれません。
バイオペリンを服用すると、具体的にどのような作用が引き起こされるのでしょうか?
医薬品の効果を予想以上に高めてしまう
バイオペリンを服用すると、主要な特徴は栄養吸収率の高さです。
例えば、もし持病の薬を毎日服用している場合、バイオペリンはその薬の効果を予想以上に高めてしまう可能性があります。
つまり、バイオペリンの作用によって、薬物が体内でより効果的に働くことが考えられるのです。
バイオペリン自体に副作用の可能性は低い
バイオペリンは、天然成分を使用して作られているため、ほぼ副作用がないと言えます。
ただし、もしバイオペリンを飲んで身体に何か合わないと感じた場合は、すぐに使用を中止してください。
そして、使用を中止しても副作用が収まらない場合は、ためらわずに医療機関を受診することが重要です。
医師の指導のもとで適切な対応をすることが大切です。
バイオペリンで可能性のある副作用は何?
血圧異常に陥る可能性
バイオペリンを摂取すると、血液の循環が良くなり、血圧が急激に低下する可能性があります。
この血行促進効果によって、むくみや冷えに対して効果があることが考えられます。
しかしながら、この効果は一方で、動脈硬化や高血圧などの症状を悪化させる原因にもなり得ます。
したがって、バイオペリンを摂取する際には十分に注意が必要です。
頭痛や嘔吐の可能性
血圧の異常は、身体のさまざまな箇所で様々な症状が現れることがあります。
この症状は、異なる臓器の位置によって異なります。
たとえば、頭部で起こる場合は、頭痛、意識障害、けいれん、しびれが感じられることがあります。
心臓や血管に影響がある場合は、胸痛、背中の痛み、呼吸困難が起こる可能性があります。
また、バイオペリンの主成分であるピペリンによって胃や腸に負担がかかることがあり、それによって腹痛や嘔吐の症状が現れることもあります。
倦怠感を招く可能性
バイオペリンに含まれるピペリンは、食欲を増進させる効果や脾臓の消化酵素を刺激することで消化能力を向上させる働きがあります。
ただし、体が活性化される一方で、疲労感を感じる人も多くいます。
バイオペリンで副作用を起こさないため注意することは?
飲み合わせに注意する
バイオぺリンの一日の推奨摂取量は、5mgです。
そのため、自分の判断で摂取量を増やしたりしないようにしましょうね。
そしてバイオぺリンは、同時摂取した成分の吸収率を上げる効果を持ち合わせますので、医薬品の効き目が想定以上となってしまったり、血行促進効果により急激に血圧が下がる可能性が考えられます。
またバイオぺリンの主成分であるピペリンを過剰摂取すると胃腸に負担をかける事は勿論、喘息やてんかんの治療薬に作用してしまう可能性もありますので、出来れば事前に掛かり付け医に相談した方が良いでしょう。
摂取する際は、適量を守る
バイオぺリンは、一日に推奨される摂取量が5mgです。
それゆえ、自己判断で摂取量を増やしたりしないようにしましょう。
さらに、バイオぺリンには、同時摂取した成分の吸収率を向上させる効果があります。
そのため、医薬品の効果が予想以上に強くなったり、血行促進効果によって血圧が急激に低下する可能性が考えられます。
また、バイオぺリンの主成分であるピペリンを過剰摂取すると、胃腸に負担がかかるだけでなく、喘息やてんかんの治療薬にも影響を与える可能性があります。
したがって、できれば事前にかかりつけの医師に相談することが望ましいでしょう。
バイオペリンと同時に摂取する成分が重要
バイオペリンは、自然な成分であり、肉体と精神の健康を促進するために役立ちます。
この成分には、さまざまな効果と効能がありますが、最も注目すべきは他の栄養素の吸収を促進する能力です。
つまり、バイオペリンは単体で使用するのではなく、他の主成分の効果を高めるために使用されることが多いのです。
バイオペリンのサプリメントを選ぶ際に重要なポイントは、他にどのような有効成分が配合されているかです。
しかし、自分自身でバイオペリンと相性の良いサプリメントを選ぶことは困難です。
おすすめは、専門家によって配合された信頼できるサプリメントを使用することです。
まとめ
バイオペリンは、自然由来の成分であり、肉体的な健康および精神的な健康の維持に効果あります。
このバイオペリンは、同時に摂取される栄養素の吸収を促進する効果が特に注目されています。
つまり、バイオペリンは単体ではなく、他の成分と組み合わせて使用され、主成分の効果を強化するために利用されることが多い成分です。
バイオペリンのサプリメントを選ぶ際に重要なのは、他にどのような有効成分がサプリメントに含まれているかを確認することです。
ただし、バイオペリンとの相性を自分で考えてサプリメントを選ぶことは困難です。
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